ステンレス、鉄、真鍮、アルミなど様々な材質に加工実績!高速、量産加工が一番得意です。NC自動旋盤・精密金属部品加工の有限会社野村精工


製品、加工実績(詳細+段取り時間)

段取りの時間を含めまして加工実績の詳細を掲載しております。
段取り時間は、図面を元に機械のセッティングをしてから、製品1本目が出来上るまでの
おおよその目安時間となります。参考までにご覧下さい。

01「カラー」段取り時間約1.5時間 品名 カラー
材質 SUS430
内径交差±0.01でボーリング加工で仕上げています。ボーリングバーのたわみやビビリがあると寸法が安定しません。又、切り込み量の設定もポイントです。材質的に切粉が巻きつきやすくブレーカーも細工して使用しています。対して外径も仕上げ交差±0.01で肉の厚みが薄いので熱変化起こしやすく寸法を安定させるのに苦労しました。


02「スリーブ」段取り時間約2時間 品名 スリーブ
材質 SS400
内径仕上げ交差±0.005です。生材ですので面粗度を管理するのが難しいです。ブレーカーを細工し切粉のハケを調整し加工しています。内径は粗さ0.8aで300個以上安定させています。外径も2箇所とも1.6aで寸法公差±0.005です。正面側は問題ないのですが裏挽き側の寸法を安定させるのが難しいです。生材はいつもこれが問題です。


03「ポペット」段取り時間約1.5時間 品名 ポペット
材質 SCM435
油圧機器の部品になります。外径は焼入れの後、研磨仕上げです。内径には3段の段孔加工があり交差±0.01で加工しています。材質的にボーリングバーに切粉が絡まりやすくそれの処理が仕上げの綺麗さにつながっていきます。又、下孔の管理も重要です。取り代が安定しないと寸法はばらつき面粗度も安定しません。1000個以上無人で加工しています。


04「シャフトレバー」段取り時間約1時間 品名 シャフトレバー
材質 15M φ14
前後2箇所に二面幅加工があります。15Mですがフライスの取り代が大きいですので機械の剛性も製品の出来栄えにかなり影響します。段高さ公差もバリがあると外れてしまいますので加工は難しいです。背面側でM5の雌ネジ加工。下孔を高精度で管理し転造タップで加工しています。全面バリは不可、0切削で除去しています。加工秒数70秒。


05「シャフト」段取り時間約2.5時間 品名 シャフト
材質 SUS303
ステンレスの製品です。C軸の1度割り出しのついたNCで加工しています。10箇所あるので36度で十回割り出してキー溝を加工。一本のキーを2回で加工しています。ビビリなく高精度で仕上がっています。前後で20箇所ありますがサブプロでプログラムも簡単になり同品種の段取りもかなり簡略、安全に出来ます。バリ取りで0切削しています。


13「ブッシュ」段取り時間約1時間 品名 ブッシュ
材質 S45C
炭素鋼です。仕上げは内径交差±0.005です面粗度1.6S以下で500個以上無人で加工。内径は2段になっており2箇所ともボーリングで仕上げていますので下孔の管理が仕上げに大きく関係してきます。超硬のドリルを2本使用して下孔を明けます。外径は仕上げ交差±0.005で管理、裏挽き側の寸法安定が難しい、やはりここがツボです。


14「アンプヒートシンク」段取り時間約1時間 品名 アンプヒートシンク
材質 アルミ6000番台
アルミの材質です。結構硬く形状によってはやりにくいものがあります。この製品はまず8角形に外径をめくります。その後10箇所のミゾ加工、切粉が溝に残らないように加工するのがポイントです。そしてエンドミルで半分に加工します。全周、全面バリは不可。刃具の切れ味が重要。後処理無くそのまま納品しています。アルマイトはします。


23「出力軸」段取り時間約2時間 品名 出力軸
材質 SCM415 φ12.2
農耕機器の油圧部品です、当社の加工機は背面側に回転工具は装備されていませんが貫通加工のキー溝を加工することで両面一切形状を可能にしています。先端から1.5ミリの一切加工、2面幅加工。外径は研磨で仕上げています。3箇所の溝加工があり最後に貫通キー溝加工しています。寸法は安定し切粉の巻きつきも無いので24時間加工します。


34「中軸(小)」段取り時間約2時間 品名 中軸(小)
材質 SUS430
普通自動車など一般的なプラグの中心軸です。国内有名メーカーの製品、ローレット加工は切削ローレット、モジュール0.3アヤメです。外径は4段あり全箇所±0.01で管理しています。実はこの製品をきっかけに当社はISOの認証所得を決断しました。いつでも顧客の厳しい管理体制の指示、定期監査にも対応できるようになっております。


35「プッシュピン」段取り時間約45分 品名 プッシュピン
材質 SCM435 φ10
形状は簡単ですが軸部面粗度3.2S以下、溝部3.2S以下、径交差±0.005で1500個以上無人で加工しています。もともと外径は寸法と面粗度の安定のために研磨、バレルなどで加工していましたがコスト削減のため切削で仕上げるように変更した部品です。数種類のチップでテストを繰り返し現在の高精度製品に仕上がっています。


36「Bフランジ」段取り時間約1時間 品名 Bフランジ
材質 SUM24L φ14
コピー機の軸の先端部品。よって真円度、面粗度が要求される部品です。先端のSRから4段の軸加工2段目にはDカットもあります。4段の外径は径交差±0.004、面粗度Ra0.8以下、真円度0.002です。Dカット部のバリもNGです。取り代も大きくかなりの量の切粉が出ます。しかし当社ではチップコンで24時間無人で加工しています。寸法も安定。


36「プッシュピン」段取り時間約1.5時間 品名 プッシュピン
材質 SUM22 φ15
形状維持の為転造ネジは不可。自動旋盤が苦手にする長い(27.0)チェーシング加工も特殊なホルダーにより高精度で安定。軸部6.3S以下、径交差±0.01で300個以上無人で加工取り代も大きく大量の切粉が出ます。しかし当社では刃具の先端のブレーカを細工し処理のしやすい切粉にして長時間の無人加工を実現。油溝も加工しています。